ココピートの継続的な使用にあたっては、培地の切り替えが必要になります。ココカラバッグなどの袋を使用する際の切り替えの見極めポイントは、下記の4点です。排水性の悪さバッグ(袋)の高さ培地の色収量が減る 排水性の悪さ明らかに排水性が悪くなった場合は、培地の切り替えを検討するべきです。排水性が悪いと、灌水パターンの管理が難しく、根腐れの原因にもなります。特にチップ入りや微粉(0.5mm以下の粒)が多く含まれている製品を利用している人は注意が必要です。極端に培地量が減っていたり、波打っていたりする場合は、培地の堆肥化が進んでいる証拠です。バッグ(袋)の高さココピートは、使用するうちに堆肥化が進み粒が細かくなるため、培地の容量が減少してバッグの高さが減ります。0.5㎜以下の微分が多くなると、水分の滞留や通気性の悪さにもつながり、根腐れや生育障害を引き起こします。また、物理性の変わりやすい粗悪な製品を利用すると、毎年管理条件の変更が必要となり、結果的に栽培の管理がうまくいかずに収量に影響することもあります。ココカラバッグは粒の品質を揃えているため、堆肥化しても物理性が大きく変わることはなく、収量も安定しています。それでも、3年目には培地が少しづつ目減りていきます。↑粒の品質が揃っているココカラバッグの表面は均一なままです。チップ入り製品や、きちんとふるい分けがされていない製品は、堆肥化が進むと、バッグの表面が波打ってきます。 培地の色培地の色が黒くなっているのも交換のサインです。カッターで、バッグの一部を切って、中の色をチェックしてみてください。黒くなったココピートココピートの色が茶色の場合はまだ利用が可能 収量が減る収量が減ったときは、上記3つの原因による排水性の悪化が考えられます。バッグ(袋)の高さ、培地の色、根腐れなどを確認して、必要に応じて培地の切り替えをしてください。 利用後の培地は再利用についてはこちらからご覧下さい。