ココカラブリケットは、1/8に圧縮した 20cm×10cm×5㎝ のブロック状のココピート(ヤシ殻培地)で、20個入り/セットでお届けしています。1つのブロックは、復元すると約8Lのボリュームになります。ミニスラブ(EC0.5以下)に対し、ブリケットはEC1.0以下なので、充填用として使用する際にも、可能であれば硝酸カルシウム水溶液をご利用ください。ココカラでは、初期栽培を管理しやすくするために、水ではなく硝酸カルシウムで復元させる方法をオススメしています。この作業を『バッファリング』といいます。 バッファリングとはバッファリングとは、硝酸カルシウムを培地に置換させて、初期栽培のコントロールを安定させるための前処理作業です。これは、塩基処理とは全く異なります!ココカラの製品は、EC1.0以下(いちごの場合は0.5以下)にしているので、塩基処理は不要です。ご安心ください。 なぜ硝酸カルシウムなのかココピートには、天然の肥料(NPKなど:一価陽イオン)が含まれていますが、どの肥料がどのくらいの割合で含まれているかはわかりません。また、新しいココピートには、カルシウム(Ca:二価陽イオン)が付着しやすい特徴があります。硝酸カルシウム水溶液で、培地内をカルシウム(Ca:二価陽イオン)で満たせば、微量ヨウ素(NPKなど:一価陽イオン)は排出されるため、すべての培地を同じ条件で管理することができます。※ココカラの製品は、余計な水は排出されていくので、ここで使用する水量は神経質になる必要はありません。硝酸カルシウム水溶液の作り方※上記作り方は、ココカラ製品での使用に限る。復元させるココカラブリケットの復元方法は、主に3通りあります。 ①灌水チューブを利用するココカラブリケットを少し間隔を開けて並べ、灌水チューブで復元させます。少量ずつゆっくり入れてください。一度に大量の水を与えると、水道ができてキレイに膨張せず、かえって復元に時間がかかってしまうことがあります。③ベンチにで復元させるベンチの排水口のバブルを止め、硝酸カルシウム水溶液を溜めて直接ベンチの中で復元させます。②大きなバケツや桶を利用する大きなバケツや桶の中に硝酸カルシウム水溶液を作り、そこでブリケットを復元させてから、高設ベンチに入れます。定植用の苗が安定するように、培地を押し込むように入れて行ってください。完全に置換させるために、48時間~72時間放置してください。水で硝酸カルシウムを洗い流してください。次に、きれいな水(地下水・水道水)で、グローバッグの中を洗い流します。排水口からでる水のECが、1.4mS/cm未満(いちごの場合は、EC0.8mS/cm未満)になるまで、ゆっくり洗い流してください。※水の量は、ココピートのボリュームに対して1.25倍の量が目安です(例:ココピート24L → 水30L)これでいつでも利用できます!最初の復元の際にきちんとバッファリングしておけば、繰り返し利用する際に、再度バッファリングをする必要はありません。目減りしたぶんは、ココカラスラブミニが便利です。