付着している天然肥料についてココピートには、天然の微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデンなど)が付着しています。天然有機物になるため、どの培地にどの割合の微量要素が含まれているかは測定できません。<培地の不均一性をなくすバッファリングの推奨>新しいココピートは、カルシウム(Ca2+)や鉄(Fe2+)、マグネシウム(Mg2+)などが吸着しやすい性質をもっています。硝酸カルシウムで膨張させ、ココピートをカルシウム(Ca2+)で満たすことで、栽培初期の微量要素欠乏を回避することができます。追肥の際に、肥料が培地に吸収される心配がなくなるので、初期栽培がよりコントロールがしやすくなります。存在する天然の菌についてピシウムやフィトフトラなどの土壌由来の根の病気に抵抗する可能性のある天然のトリコデルマも存在しています。さらに、ココピートは自然に湿気を好む特定の害虫をはじき、抑止する特徴があります。理由は、ココピートは上表面からすぐに水が排出されて、乾き、湿度を最小限に抑えるためです。 トリコデルマ菌とは?トリコデルマ菌は昔から有用菌として農業に使われているカビの一種で、作物に寄生して害を及ぼすピシウム菌やリゾクトニア菌、フザリウム菌などの悪い菌が棲みにくい環境をつくることで根張りを強化できます。また培養中に菌糸を侵食する特徴があるので、培地のキノコの発生を抑制する効果も期待できます。つまり、ココピート製品を使うことで病気の予防が期待できると言えます。