ココナッツの木は、一年を通して5〜6回も実をつけます。毎年多くの実をつけるココナッツは、根から幹、実までその使用用途も多岐に渡っています。 幹は木材製品、ヤシ油の原料になるコプラ。果実はココナッツジュース、殻は繊維とココピート、果物の殻は炭製品。葉は屋根材、さらに根には染料が含まれています。根から葉まで余すことなく活用できるココナッツの木は「生命の木」と呼ばれ、多くの需要を満たしています。 実り豊かなココナッツは、世界中のココナッツ製品の需要を満たす、持続的な生産が可能な天然資材といえます。 世界中で毎年約5000万トン収穫されるココナッツの主要生産国はフィリピン、インドネシア、インド。これら3カ国が世界のココナッツ生産の約90%を占めています。