2021年はcococaRaにとって、飛躍の年となりました。おかげさまで、お取引をさせていただくお客様が100を超え、感謝の気持ちでいっぱいです。 日頃製品をお使いいただいている皆様には、あらためて感謝を申し上げます。cococaRaの理念について方針をお話しする前に、少しだけ私たちの理念についてお話しします。 私たちcococaRaの理念は、「農家の生活体験を良くする」ことです。生活体験を良くするとは、“栽培を楽にすること”でもあり、“収入を増やすこと”でもあり、“働くやりがいを増やすこと”でもあります。こうした理念を掲げる理由は、それは農業に従事する皆さまを応援したいからです。 cococaRaは職業を選んだ方々を心から尊敬しております。その生活体験を少しでも支えることで、世界中の人々の食文化や営みに貢献したいと思っています。2022年の目標2022年のcococaRaは、「農家の生活体験をよくする」ために何をしていくか、今年の方針を共有させていただきます。大目標① FAQを充実させ、生産者に寄り添う。2022年はホームページのFAQ(よくある質問)を充実させます。製品や農業に関する疑問やお悩みをすぐに解決できる辞書のようなものをつくります。誰に聞けばいいかわからず困ったり、時間をかけて調べたりする必要なく、このFAQのサイトで知識を得て解決することが可能です。また、FAQを通して私たちも生産者の方々の悩みをより深く理解できるようになり、サービスや製品の改善につなげることが可能になると考えています。大目標② ブランド力をあげる。「コイアピット=cococaRa」という認識をさらに広く伝えていきます。 また、使い終わったコイアピットを堆肥として再利用できる仕組みをつくり、リジェネラティブ(環境にやさしい)な農業をcococaRaが実現させることで、皆さまから愛されるココカラになるよう努めます。大目標③ 極力、価格を抑える。円安と物流費の高騰によって、コイアピットを取り巻く環境は大きく変わっています。多くの企業が価格の維持に苦しんでいますが、cococaRaは最大限に無駄なコストの削減に取り組み、できる限り価格上昇を抑えていきます。大目標④ 商品の品質を改善し、商品ラインナップを増やす。私たちの強みは、自社で製品を開発しているところにあります。ほとんどの企業は仕入れたコイアピットを販売するのみですが、私たちはそうではありません。使用する皆さまの要望やアイデアを吸いあげ、インドの自社工場に伝えて品質の改善につなげていくというサイクルを回すことができます。今年はそのサイクルを早め、さらなる品質改善を目指し、商品数も増やしていきます。チップやファイバーの配合を変えた様々なコイアピットを製造して、それぞれの栽培方法や志向に合わせた商品を提供していきます。大目標⑤ 配送能力を上げるインドからの海上輸送はもちろん、国内の配送能力や国内倉庫の管理能力を上げていきます。そして生産者の皆さまが望むタイミングで素早く製品を届けられるようにします。大目標⑥ 海外に拡大する「農家の生活体験を良くする」というのは、日本やインドの生産者に限った話ではなく、世界中の農業従事者が対象です。今年は海外戦略の1歩目として、アジアやヨーロッパ、北米への販路を模索していきます。2022年より先の未来cococaRaは、3~5年以内の近い未来にIoTの会社になります。つまり、コイアピットの販売だけではない会社になっていきます。コイアピットは今もこれからも事業の核ですが、cococaRaの事業目的は「農家の生活体験を良くする」ことです。生産者さんの生活に寄り添い、支えていくことができるように、農業をIoT化していくことが重要だと私たちは考えています。IoT化を図ることで、下記のようなことが実現可能になります。・地下部の環境をデータ化し、最適な栽培プランを提供可能・同じイチゴでも「どういうイチゴを育てたいか」という生産者の志向によって、適切なコイアピットを提案可能2022年は、コイアピットを販売する会社から生まれ変わっていくための最初の1年になると考えています。