ココカラ合同会社(本社:東京都中央区、CEO :⼤原秀基 以下ココカラ)は2024年4月、多くの生産者さまにご愛用いただいているココカラバッグの新たなラインとして高い排水性を実現した「Xタイプ」を新発売いたしました。通常のココピートにカットファイバーとチップを独自配合することで高い排水性を実現。パプリカのほか、夏越しのトマト、夏イチゴなど多量の水分と高い排水を必要とする作物にも最適な商品です。1/5に圧縮したココピート培地をポリ袋に入れたココカラバッグは、生産性を向上させ、収量を安定化させる製品として多くの生産者さまにご利用いただいております。このたび生産者さまからの声を受け、新たなタイプを開発いたしました。排水性を高めるためにチップを入れるとバッグ内に隙間ができ、水分分布が不均一になる懸念がありました。またチップは分解が早いため、複数年使用すると物理性が変化してしまいます。それらの問題を、ココピートとカットファイバー、チップを独自配合して密度を同じにすることで解決した製品です。■「ココカラバッグ Xシリーズ」の主な特徴1.DIF20%の高い排水性、ロックウールに近い栽培環境が可能実証実験で従来製品のCPタイプと新製品のXタイプを比較したところ、Xタイプの排水率がCPよりも10%高い結果がでました。そのため、高い排水性が求められるパプリカや、多くの灌水が必要な夏越しのトマト、夏イチゴに最適な栽培環境を作ることが可能です。※上記図は気相の割合が高いほど、排水性が高いことを示しています(自社調べ)2. ドライアウトのコントロールが容易排水性を高めるチップ入り製品と比べて早く乾くため、日中水分DIFの管理も可能。ドライアウトのコントロールがロックウール栽培と同じ管理で可能です。3. バッグの密度が同じなので水分率センサも使用可能ココピート、カットファイバー、チップを均一に混ぜているためバッグの密度はどこでも一定です。そのため、株式会社村田製作所が製造する土壌センサをどこに挿しても安定的な数値が測れることが実験結果から確認されました。土壌センサに関する詳細はこちら。 (提供:株式会社村田製作所)4. 収量向上へ排水性を高めるためチップを入れると上部には水がなく根が広がりませんが、Xタイプはココピート、カットファイバー、チップを均一に混ぜることで水分分布が均一になり、バッグ全体に根が広がり、収量を上げることが期待できます。また、ココカラ製品は栽培物ごとに最適な環境を作るため、バッグのラッピングのタイトさもそれぞれ変えています。ココカラ製品のラッピングへのこだわりはこちら5. 2年間使用することが可能一般的にチップは早く分解して物理性が変化するため、チップ入りの培地は1年間使用することが基本だと言われています。一方、Xシリーズに関してはココピートのほか、チップとファイバーで構成されているため物理性の変化がほぼなく、複数年使用できます。※栽培状況により異なります6.生産者の栽培に合わせた排水性を実現できるDIF20%をはじめ、日水分DIF10%や日水分DIF30%など生産者の栽培環境に合わせて排水性をカスタマイズできます。■製品概要品名:ココカラバッグXタイプ品番:GBT-H-X70(トマト用)、GBP-H-X70(パプリカ用)、GBS-L-X50(イチゴ用)形状:100×15×12㎝/ 100×15×10㎝/100×20×12l(イチゴ用) ※カスタマイズもご相談可能ですEC:1mS / cm以下pH:5.5-6.5(*):1:1/5で測定■ココカラバッグのタイプ別特徴本製品に関するお問い合わせやお見積もりは下記フォームよりお願いいたします。