~増加するココピート需要に対応~日本におけるココピート生産販売のパイオニアである、ココカラ合同会社(本社:東京都中央区、CEO :⼤原秀基 以下ココカラ)は2023年7月に、インドに「ココカラインド セーラム工場」を新たに設立いたしましたことをお知らせいたします。増加するココピート需要へ向け、新工場では新規設備を搭載し、これまで以上に安定的な製品提供を行なってまいります。新工場の設立背景ココカラは2016年の設立以来、品質にこだわったココピート(ヤシガラを原料とした天然有機質100%の有機培土)を農家の方々に提供してまいりました。2021年にはJETROの支援(※)によってヴィルタサンパッティ(インドでも有数のココナッツ産地セーラムから約37キロにある町)に小型ココピート製造機を設置し、近隣の小規模ココナッツ農家が各自のココナッツを持ち込んでココピートを共同製造できるシステムを構築しました。毎年多くの農家の方々にココカラのココピートをご利用いただいている一方、ココカラのココピートの認知度が上がると共に商品需要も高まり、より安定した製品の供給体制が必要となりました。そこでこの度、これまで所有していたヴィルタサンパッティの敷地を3エーカーから10エーカーに拡大。新たに13m×17m×6.5m(高さ)のシーヴィングエリアと、22m×24m×10m(高さ)のメイン生産工場を設置し、最新の機材を導入することで年間を通してさらに安定した製品供給ができる体制を構築しました。<新工場の特徴> 原料から製品までの一貫生産これまでの簡易設備では、ココナッツを粉砕してココピート粒を作る工程までしか行えず、その原料を別の製品加工工場まで運んでいました。今回新たに導入した機械では、5キロブロックとLCBの最終パッキング作業まで一貫した作業が可能となり、また1cm、5mmなど様々なサイズのチップも自社工場で製造可能になりました。また新たな機械により、サイズと厚さをカスタマイズすることもできるようになります。川崎ポンプ新システムを導入新しい設備として、日本から取り寄せた川崎ポンプの「Axial piston pump」の導入いたしました。このポンプでオイルの量を調整することにより、生産キャパシティをコントロールできるほか、ERコントローラーによって節電率が50%に抑えられます。10エーカーの敷地面積を生かした生産力東京ドーム約1.15個分の敷地面積の新工場では、ココカラLCB約300トン、ココカラ5KGブロック約200トン、ココカラチップ約50トンの生産が可能となります。■新工場の詳細は以下公式HPのコラムよりご覧ください。最新設備と10エーカーの広大な敷地を有するセーラム新工場URL:https://cococara.jp/column/Y7UVU-4I(※)JETRO支援 関連プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000077156.html施設概要名称:COCOCARA PRIVATE LIMITED SELEM FACILITY住所:COCOCARA PRIVATE LIMITEDNO.2A, MD 1174A, VIRUTHASAM PATTI POST OFFICE, VIRUDASAMPATTI, SALEM -636453 GSTIN: 33AAJCC9998H1ZZ建築概要:地上1階延床面積:工場部分は3エーカー、全体で10エーカー(原材料製造エリアなどを含む)生産品目:ココカラLCB、ココカラ5KGブロック、ココカラチップ稼働開始日:2023年7月1日農家の方々が自立して生産可能に。「インドの雇用創出」への貢献この度、「ココカラインド セーラム工場(Selam facilities)」開所に際し、2023年7月1日にオープニングセレモニーを開催いたしました。セレモニーでは、工場プロジェクトに関わった人たちやその家族、サポートしてくれた方々を招待し、ココカラの新たな門出を祝うとともに、関係者への感謝をお伝えいたしました。インド国内では、「雇用拡大への貢献」を弊社ココカラインドのビジョンとして掲げておりますが、インドでは、働き口の無さが大きな社会問題です。今回の工場拡大は、近郊のココナッツ農家たちの新たな雇用を産み、彼らの安定した生活をサポートが可能となります。今後も、ココカラではインドのココナッツ農業活性化として、持続可能な生産ができるための施策強化、農村部の雇用創出にも積極的に取り組んでまいります。開所式の様子は、公式HPのコラムをご覧ください。セーラム新工場のオープニングセレモニーを開催 URL:https://cococara.jp/column/xklNhCzP●記事のリンクはこちらから