自然豊かな北海道伊達市で、2種類のイチゴを育てる株式会社エコグルメ北海道の森苑絵さん。大学教授秘書から主婦業を経験し、新規就農されて8年目になります。当初はピートモス主体の混合培土を利用されていましたが、環境への配慮や、長く農業を続けていくことを考えた結果、2022年からココカラ合同会社のココカラブリケットを導入いただいています。今回は森さんに、以前の培地の課題感やココカラブリケットを使用するメリット、今後の栽培方針についてお聞きしました。ーー農園の概要を教えてください。森さん:もともと札幌市で専業主婦をしていたのですが、子育ての合間に野菜ソムリエの資格を取得しました。その学びの中で「生産」や「流通」に興味を持ったことが最初のきっかけです。さらに、夫がベランダで水耕栽培を始めて、ミニトマトやレタスを育てていたことも影響しました。「農業って面白いね」と夫婦で話すようになり、ちょうど移住を考えていた先の伊達市が、新規就農者向けに「夏いちご栽培」の研修制度を整えていたんです。そこで思い切って研修に参加し、2018年に独立しました。移住先の北海道伊達市でハウス3棟を構え、2棟は赤い「すずあかね」、1棟は白い「天使のいちご®️」を栽培しています。ブランド名は「サラダなイチゴ®️」です。伊達市の道の駅やネット販売、ふるさと納税を通して、赤と白の夏イチゴを消費者の方へ届けています。完熟に近い状態で収穫するのでロスも多いんですが、その分、味には自信があります。余った果実はクッキーやプリンなどの加工品にして、伊達のお土産として展開しています。↑自宅近くに並ぶ3棟のハウスーーもともとピートモス主体の混合培地を使用されていました。ココピートに切り替えた背景を教えてください。森さん:就農当初は周りの農家さんも使用していたピートモス主体のイチゴ用混合培地を使っていました。生育は問題なかったのですが、途中から高設ベンチに敷き詰める際の重さが気になるようになりました。就農から年数が経つにつれ、農業を一生続けていきたいという思いが強くなったので、「この土を80歳まで運べるのかな」という懸念がありました。またピートモスは限りのある資源ですし、年々価格も高騰しています。周りにココピートを使用している農家さんはいなかったのでかなり思い切った経営判断になりましたが、長い目でみて早くココピートを使用した栽培に慣れておきたいと考え、ココピートへの切り替えを決断しました。↑ 白い天使のいちご®️を育てるハウスーーどのようにしてココカラの培地を知ってくださったのでしょうか。森さん:ココピートで検索した際に、インターネットで「すずあかねとココピートの相性が良い」というココカラさんの導入事例記事を発見しました。まさにすずあかねを栽培していたのでその記事が決め手となり、ココカラさんに問い合わせました。他の培地を使用している場合、段階的に切り替える方も多いかと思いますが、私は全面一気に切り替えてしまいました。参考:森さんがご覧くださった記事はこちらです【長野】 入れ替え作業が3週間短縮!ココピートで女性にもやさしい職場に(佐藤工務店様)↑ ご利用いただいているココカラブリケットーーココカラのココピートに切り替えて、どのようなメリットを感じていますか。森さん:軽いので作業が楽になりましたし、環境にも優しいですよね。持続可能な農業をする上で大切な選択だったと思います。もちろん順風満帆ではなく、導入2年目には猛暑と水質の問題で大きな打撃を受けました。 収穫量が半分に落ちて、本当に悩みました。でも水質のpHが原因だと突き止め、改善を重ねていくことで持ち直しました。失敗も糧になっています。ココピートに切り替えてから3年目の去年はたくさんイチゴが収穫できましたね。今では、見学に来たイチゴ農家の仲間から「ココピートって品質が悪いものだと思っていたけれど、このココピートなら良いね!」と驚かれたこともあります。安定して美味しいイチゴを育てられるようになりました。↑ 素敵なパッケージとともに販売されているサラダなイチゴ®ーー今後の目標を教えてください。 森さん:今後ですが規模を広げることは考えておらず、私が作るイチゴの魅力をもっともっと伝えていきたいです。特に今回、「全国夏いちご選手権」で受賞した白い天使のいちご®️は、その色もありまだ口にされたことがない方がたくさんいると思います。なので、今回の受賞もきっかけに、白いイチゴの魅力をどんどん発信していきたいです。↑ 「栽培するイチゴの魅力をもっと伝えたい」と今後についてお話ししてくださった森さん↑ 美しく、南国フルーツのような味わいの天使のいちご®ーーお話をお聞かせくださり、ありがとうございました。(インタビュー日時:2025年8月)