生産者名:井出トマト農園生産地 :神奈川県藤沢市(湘南藤沢農場)、静岡県富士宮市(富士高原農場)栽培作物 :トマト導入製品 :グローバッグCP4HP:https://idetomato.com/IG:https://www.instagram.com/idetomato_farm/井出トマト農園では、13品種以上のトマトの栽培、観光農園や自然体験、加工品の生産販売もしています。2020年よりココカラのグローバッグCP4を導入いただき、今年で5作目を迎えます。(2024年時点)他社のココピートで排水性やph値の問題を抱えていた井出さんは、「程よい排水性」と「安定したpH」を理由にココカラ製品に切り替えられました。当時の状態や実際の使用感について、代表の井出寿利さんに詳しいお話を伺いました。ココカラピートの程よい排水性で理想の栽培環境に以前は他社のココピートを使用されていた井出さん。当時は排水性の良さがネックになっていたと井出さんは話します。「他のココピートを使っていたのですが、ハスクチップの割合が多く、かつ培地も薄かったので、灌水しても水がすぐ抜けちゃっていたんです。あまりに排水性が良すぎると、肥料をかけてもすぐ抜けてしまいます。そこで、もう少し保水性とかもあるものを探していたところで、ココカラ製品と出会いました。ココカラピートはチップが少なめで肥料流出が少ないので良いですね。培地内での水の横浸透もしっかりあります。やっぱり、植物にとって水ストレスがありすぎると収量も下がっちゃうんです。」ココカラピートはpHも安定していて安心排水性の問題だけでなく、以前は培地のpHが激変してしまうというアクシデントもあったそうです。「あと、以前使用していたココピートは栽培開始二ヶ月後に、トマトの様子がおかしくなってしまって。全体的に葉が黄色くなってしまう感じですね。急にpHが8.0とかまで上がってしまったんです。それによって根が大ダメージを受けてしまいました。例えるならば、人間が1週間ずっとシマチョウを食べていた感じ。腸内ギトギトみたいな。毎日下痢で、顔もげっそりしているみたいなね(笑)。木や葉を作る上で大事なマンガンやホウ素を吸えなくなって、それに伴って実を作る上で大事なカリウムもリン酸も吸えなくなっていた状態でした。肥料を入れ忘れたくらいのインパクトですよ。」このようなpHの急激な上昇は、栽培中に培地の物理性が変わってしまったことが原因だと考えられます。茶色(熟成した)のココナッツの殻と黄色っぽい(未熟成の)ココナッツの殻が混ざった状態のままの培地を使用すると、黄色っぽい未熟成のココナッツの殻が、培地の中でだんだん熟成していき、pHが変わってしまうのです。本来であれば全ての原料をしっかりと腐植させて、茶色っぽく(熟成させた状態)揃えてから培地にしなければなりません。イメージとしては、灌水のたびに、培地の中で未熟成のココナッツの殻を洗っているような状態です。当時の井出さんは、排水の色も気になったそうです。「たしかに栽培初期の培地の色は黄色っぽかったですね。排液も二ヶ月ほどの間はずっと茶色でした。当時は、色が出なくなるくらいまで水をじゃばじゃば流して、どうにかその後は植物の状態も持ち直してはきたんですけど、一度受けた根のダメージはやはりその後にも悪影響があります。」ココカラは品質管理を徹底していますココカラピートはしっかりと均一に熟成させたココナッツ原料を使用しココピートを製造しています。井出さんも高品質なトマトを栽培する上で、ココカラの培地を気に入ってくださっているご様子です。「ココカラピートも、念の為pHは定期的に測っていますが、これまで特に異常はなくベリーマッチです。pHが安定しているので、測るモチベーションが良い意味でなくなっちゃいますね(笑)。」ココカラは、井出さんのような課題で困っている生産者様の目指すゴールを実現すべく、生産者様のお話をしっかりとヒアリングし、共に解決策を導き出してまいる所存です。今回ご紹介した井出トマト農園様にご利用いただいている「グローバッグCP4」の詳細はこちら→https://cococara.jp/support/hPiTImvp製品情報はこちら→https://cococara.jp/service/cococara#growbag