群馬県で高付加価値トマトを栽培されている蓮沼農園様。土耕栽培の限界に直面する中で、株式会社デルフィージャパン(以下デルフィー社)のコンサルティングのもと、ココピートを用いた養液栽培へ切り替えになりました(詳細は第1弾の記事をご覧ください)。今回の記事では蓮沼農園の蓮沼正様とデルフィー社の荒井澪様に、前回のインタビューから約5か月経過した時点での経過と、温度管理の重要性を解説していただきました。特に養液土耕栽培から養液栽培へ切り替えることを検討されている方はぜひご覧ください。※インタビューは2026年2月に実施デルフィー社へのご相談はこちら>トマトの生育状況について蓮沼さん:茎が太くなってきました。まだちょっと葉は下を向いている感じがしますが、強くなってきていますね。1月の半ばくらいから、だいぶ姿が変わってきました。特にここ2週間くらいが顕著なんですが、飛んでる蜂が花粉団子を持ってます。荒井さん:バイトマークはしっかりついてます。順調ですね。側枝の太さ的にも、太さはありますし、強い花が咲いてます。果実品質はどうですか?蓮沼さん:そんなに悪くないです。ただ秋みたいにパンパンの実ではなくなりましたね。↑ 蓮沼農園さんのトマトの様子収量に影響する温度管理の重要性荒井さん:今の状態をみて、木のバランスをもう少しスマートにしていきたいですよね。今は樹が強めということもありますし、葉っぱを見てもパキッて折れますよね。つまり葉っぱにもだいぶ糖が余っていて、消費されていないと思います。前提として、今は日射が増えている、つまり光合成が増えるので樹が横に太りやすい時期なんです。なので、そこに合わせて温度をかけることによって、縦に伸ばしていくことができます。やり方としては、「前夜半の温度上げる」か、「午後の温度をもっと伸ばすか」「午後の温度を上げる」です。効率的なのはやっぱり果実に糖を送れたほうが効率的なんですよ。効率で選ぶと「午後の温度を伸ばす」ですね。蓮沼さん:今、日の入から30分までは暖房設定を20度、そこからは13.5度に落としているので、日の入から1時間は20度に設定すれば良いですか。荒井さん:そうですね。ただ、これは結構攻めた温度管理だと思います。それか前夜半の温度を13.5度ではなく、14度くらいに上げる方が省エネにはなります。午後の温度の20度じゃなくて21度にするという選択肢もありだと思います。日の入り後に暖房を多く稼働させるよりも、日中に暖房した方が効率は良いです。蓮沼さん:「午後の温度を上げる」でやってみます。荒井さん:そうしましょう。温度調整することで、収量には大きな影響があります。「光が増えてる」中で、温度が低すぎる生産者さんがたくさんいらっしゃるんです。低すぎると果実への糖の転流が少なく果実が肥大しないですし、「収穫スピード」も上がらないし、花が咲くスピードも遅くなります。結果として、収量は上がらないんですよね。大玉トマトの場合は、24時間の平均気温は少なくとも17.5度、樹が強ければ18度くらいまでは目指して良いと思います。あとは温度の上げ方も重要です。↑ 蓮沼農園さんのトマトの様子勘に頼らない農業へ、コンサルティングの重要性蓮沼さん:設備を入れても、液肥を入れようと思えばいくらでも入ってしまいます。「設定温度を何度にするか」、「かん水量をどのくらいにするか」といった、土耕栽培の際に勘で行っていたことを目に見える形でコンピューター制御で設定していく場合、やはり最初の設定はプロであるデルフィーさんに任せてしまった方が楽ですね。私自身、栽培の職人になるつもりはないので。荒井さん:蓮沼農園さんのコンサルティングを始めて4年になりますが、私自身蓮沼さんの意見をお聞きして、意見交換しながら決定していくことを大事にしています。蓮沼さんは私の最初のお客様でもあるので一緒に成長させてもらった面もあるのですが、最近の蓮沼さんはよりご自身の中に落とし込めているような変化を感じます。蓮沼さん:昔のままだと「今年は雨が少ないから育たないな」「天気が悪いから収穫できないな」と言って終わっていましたからね。それだと商売になりませんよね。夏に暑くて「 どのくらい水をあげているの?」と聞かれると、昔の私だと「毎日15分あげています」といった回答でした。でもそうじゃなくて、日射量がどのくらいで、10aあたり何リットルあげているかという部分がプロファインダーなどの導入で見えてきて、その知識をもとに自分の栽培状況を見ると「あ、細くなってきちゃった。水が足りないんだな」と理解してくる。その辺が変わってきたと思います。荒井さん:私が言うのもなんですが、本当に成長されましたよね。今回見させていただいて、栽培状況がとても良い状態で安心しました。蓮沼さん:本当にありがとうございます。師匠に言われると嬉しいです。荒井さんにきてもらえると頭の中が整理されるのでとても助かっています。次回もよろしくお願いします。ーー今回もコンサルティングの現場にお邪魔させていただき、ありがとうございました。↑ 対話しながら進めるコンサルティングの現場隔離栽培へのお切り替えは、ぜひご相談くださいデルフィー社は、ココカラバッグCP4を用いた隔離栽培のかん水方法を確立しています。今回の記事では蓮沼農園さんに合ったかん水方法をご紹介していますが、最適なかん水方法は培地量、ドリップ数、気候、さらに、植物体の状況によって異なります。ご自身のハウスや植物で最適なかん水管理を行うことで目標達成に近づくことができます。新しいことにチャレンジするときは不安もあると思います。しかし、知識があればチャレンジしやすいです。養液土耕栽培から養液栽培へ切り替えることを検討されている方は、ぜひ一度株式会社デルフィージャパンにご相談ください。コンサルティングのお問い合わせ先株式会社デルフィージャパンお問い合わせ:https://delphyj.co.jp/contact/電話番号:0285-38-7290 (受付時間 8:30-17:00<平日のみ>)