採光性に優れた施設設計で、ブルーベリーやイチゴ、トマトなどの高品質栽培を実現新規就農や規模拡大にあたってハウスを建設したいのに、資材の価格高騰で難しい。そんな日本の生産者さんの中で近年、注目を集めているビニールハウスがあります。それがカナダ発祥の「ポールボアース・ハウス(ポールボアース社製)」です。従来のハウスとは異なる設計思想に基づいたこの施設は、光の入りが豊富で、作物の品質向上と生産性向上が期待できるとともに、導入のハードルが低いことも特徴です。本記事では、ポールボアース・ハウスの特徴とメリットについて、実際に導入されているブルーベリー農家のWOOD BERRY FARM様(静岡県)の事例をもとにご紹介します。光合成を最大化する設計構造ポールボアース・ハウスの最大の特徴は、鉄骨の数が少ない設計にあります。従来のハウスと比べて構造部材を最小限に抑えることで、ハウス内への光の入りが非常に良好になっています。WOOD BERRY FARM様も「鉄骨の数が少ないから、光の入りがすごくいいんですよ。栽培に関して言えば、全然違います。やっぱりずっとやってて、日の入り具合で、全然違うなと感じます。そうすると花の方、実質的に光合成が変わってくるんです」とそのメリットを述べています。光の入りが良いことは、栽培にとって極めて重要です。作物の光合成が活発になり、結果として花や実の品質が向上します。特にブルーベリーのような木本類では、この効果は顕著です。また、トマトやイチゴといった実野菜では、日照量によって収穫量が大きく変わることが知られています。十分な光を得られるハウスであれば、それだけ生産量の向上が期待できます。↑ 光がたっぷりと入る設計構造ハウス内の環境制御における柔軟性ポールボアース・ハウスのもう一つの利点は、アレンジの自由度が高い点です。カナダ製の循環扇や巻き上げ機といった設備を、生産者の希望に応じて日本製の製品に変更することが可能です。WOOD BERRY FARM様は「循環扇は普通に日本で買えるじゃないですか。言えば日本製のものに変えられるし、横の巻き上げもカナダ製のものですが日本製に変えたいと言えば変えられます。代理店のモリタッセエンタープライズ株式会社さんに言えば、日本製のビニールを仕入れてもらえます」とアレンジの自由さを話します。また、環境制御システムについても同様で、天窓の開閉を自動化することも、手動で行うことも選択できます。施工の容易性と低い導入ハードル「ハウスの導入は難しいのではないか」と懸念する生産者様も多いと思いますが、ポールボアース・ハウスはシンプルな構造設計となっています。基本的な組立工程は、柱の設置、配管の取り付け、アーチ構造の組み込みといった、比較的標準的な作業でおこなえます。実際、DIY的に自分で大部分を組み立てることも可能です。実際にWOOD BERRY FARM様も多くをご自身で組み立ており「8割9割型、自分で作ったんです。インパクトドライバーでほとんど閉めるだけなんですよ。だから、順序を間違えずに組み立てていくだけです」と話します。高所のビニール貼りは課題の一つですが、その部分のみ施工業者に依頼して対応してもらうことも可能です。価格については、輸入コストはかかるものの、使用する資材が少なく、建設コストも抑えられることから、一般的なハウスと比較して低コストに抑えることも可能です。WOOD BERRY FARM様の場合は「この価値でこの価格だったら安いと思います。建設時の金額と今では為替の影響で変動しているかもしれませんが、それでも比べたら全然安いんじゃないでしょうか」と評価しています。デザインの機能性ポールボアース・ハウスは、見た目にも独特の特徴があり、WOOD BERRY FARM様は「明るいのもあるし。確かに広く感じます。余分なものがありません」と話します。単なる美的配慮ではなく、採光性と使いやすさを両立させた結果辿り着いた設計になっています。天窓の開き方についても工夫が凝らされており、数種類の中から生産者のニーズに合わせて、開き方を調整することが可能です。ポールボアース社「無駄を省いたスマートなハウス」最後に代理店を務めるモリタッセエンタープライズ株式会社の森田社長のコメントを紹介します。森田社長「ポールボアース社の社長によると、カナダのハウスはオランダ式を基本に北米式を融合した仕様で構築しています。基本は頑丈で、長持ち(生涯物)するハウスを生産者が求めるので、その点を追求されてきたようです。また、社長がカナダから日本に来られた際には、日本仕様のハウスを眺めながら余りにも骨材使い過ぎており、骨材の影が農作物に当たり、正常な発育を妨げているとコメントしていました。カナダのハウスは骨材が少なく、真間を広くして、ハウス内に影を少なくする工夫と資材を出来るだけ少なくしてコストを下げる工夫をしています。カナダの社長も無駄を省いて、スマートなハウスこそ“スマートだろう!”と話しています。価格の面ではリーズナブルな価格にて当社は提供しておりますので、今まで、ご利用されたオーナー様からは価格の点で品質と考えれば、何ら苦情は聞いておりません。カナダ・日本は11か国のCPTPPの参加国ですので、関税は無いような取り組みですので、アメリカの関税問題には影響を受けていないことも重要な点です。お客様に長くご愛顧されることを目標にしておりますので、ご理解して頂ければ助かります」。まとめポールボアース・ハウスには、優れた採光性、柔軟なカスタマイズ性、シンプルな施工性、そして品質向上と市場価値の上昇という多角的なメリットがあり、実際の導入生産者の声からも、これらの利点が実践的に証明されていることが分かります。日本の農業生産現場にも適応させやすい設計となっているので、新しいハウスの導入を検討されている生産者さんにもおすすめです。ご興味のある方は代理店のモリタッセエンタープライズ株式会社様までお問い合わせください。お問い合わせはこちら→https://canada-greenhouse.com/contact/index.html