ここ数年でココピート製品の普及率は高まり、様々なココピート製品が市場に出回るようになりました。生産者さんがココピート製品を選ぶ上で是非知っておいていただきたいポイントと、ココカラ製品の強みを改めてご紹介いたします。ココピート製品にばらつきが生じる原因ココピート製品の品質・ばらつきとは一体何を指すのか、そしてそれはどうして起こってしまうのか、ご説明します。ココピート製品のばらつきとは?ココピート製品のばらつきとは、例えば同じメーカーの製品でも、膨張時にパンパンに膨らむものもあれば、8割程度しか膨らまないものがある状態や、粒の大きさが小さく、他のものは繊維質なものが入っている状態などを指します。このようにココピート製品がばらつくと、ココピート製品内の空気率や水分率といった物理性も不均一になり、連鎖的に作物の生育にもムラが生じてしまいます。ココピート製品がバラつく原因とそのリスクではなぜ、ココピート製品はばらつきが生じてしまうのか、原因は大きく分けて5つあります。1)原料のココナッツの熟成度合いを均一にせずまとめて粉砕機械に入れてしまう。これにより、新しいココピート(材料)と古いココピート(材料)が混ざった状態になり、ココピート製品を膨張させる際に個体差が生じてしまいます。結果的に、保水性や空気率が異なる製品になってしまいます。2)最終製品であるココピート製品のEC改変熟成度の違うココナッツ(原料)を分けて管理するものの、最終製品であるココピート製品のEC値を表面的に揃えるために、高ECなココピート(材料)と低ECなココピート(材料)をを敢えて混ぜてしまう。これにより、生育にばらつきが生じてしまう可能性があります。3)ココナッツ由来のダスト(0.5mm以下の粉)の混入ココナッツの殻(原料)をそのまま機械で粉砕し、粒の大きさをふるいわけしないことにより、ダストが紛れてしまう。これにより、製品の密度が変わることで、保水性と空気率が変わることにより、生育にもばらつきが生じてしまいます。4)ココピート(材料)の水分含有率を考慮しない最終製品であるココピート製品の水分含有率を一定にせず出荷してしまう。これにより、膨張後のサイズがバラバラなだけでなく、個体、水分と空気の割合(グラフ)が変わり、生育にもばらつきが生じてしまいます。5)砂や異物の混入ココナッツの原料の中には土や砂が混じっている場合もあります。こうした異物を取り除くことなく最終製品にして出荷してしまう。国ごとに規制があるほど海外の土や砂が入ると日本の作物に病原体が混入するリスクがあります。また、砂は粉なので、製品の保水性が割合が均一ではなくなります。ばらつきのないココピート選びを上記で説明した通り、製品にばらつきが生じるとココピート製品内の空気率や水分率といった物理性も不均一になり、連鎖的に作物の生育にもムラが生じてしまいます。ココカラのココカラピートはばらつきが生じないよう、原料の品質から製造まで徹底した管理を行っています。ココカラの強みに関してはこちらの記事でご紹介しているので、ぜひご覧ください。