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ヤシ農家の貧困と地球環境問題解決のためにcococaRaが行ったこと

今回は、私たちcococaRaがインドで行った「ココピート製造に関する取り組み」をご報告します。この取り組みはジェトロ(日本貿易振興機構)の実証実験の一環として行われました。

この実証実験の報告を通じて、皆様が普段使用しているココピートはどんな人がつくっているのかや、インド人の生活や地球環境にどのような影響をもたらしているのか、をお伝えできたらと思います。

cococaRaが見たインドでの課題

cococaRaは、南インドで製造された最高品質のココピートを輸入しています。ココピートの材料はココナッツの殻を使用しており、100%天然素材の、地球にやさしい土壌改良材となっています。

このココピートの輸入を2016年からインドで行ってきた中で、私たちは社会課題ともいえる2点の問題に直面しました。今回の実証実験を行った背景には、これらの問題を解決したいという思いがあります。

1つ目の問題は、ココナッツを栽培するヤシ農家の多くが、ココナッツの殻を焼却処理していて、多くの無駄なCO2を排出していることです

これは現地のヤシ農家の多くが、ココピートの製造方法はおろか存在すら知らないことに原因があります。インド国内では「ココピート」という商品が浸透していない場所も多く、そのような場所では、ココナッツの殻は有効利用されずに捨てられてしまっているのです。その結果、地球環境を悪化させる原因となっていました。

もう1つの問題は、ヤシ農家の多くが貧困に苦しんでいることです。ヤシ農家の月収は平均して5000~1万ルピーと言われています。1ルピーは約1.5円ですので、日本円で7500円~1万5000円が彼らの月収です。いくら物価が日本よりも低いとはいえ、インドの大卒の初任給が約2万5000ルピーなので、辛い生活であることは間違いありません。

実際に私たちは、インドで多くの悲しい現実を目にしました。幼い子を持つヤシ農家さんが「子どもに満足に食事を与えられない」、「学校に行かせるお金もなくて、教育ができない」となげいている様子は、忘れられない光景として心に残りました。

実証実験で解決したいと思ったこと

私たちはこうした問題点を少しでも解決したいと思いました。

貧困に苦しむ多くのヤシ農家は、ココナッツの殻を焼却して捨ててしまっています。それはきちんとした情報がなく、殻をココピートに変換すれば売れることを知らないからです。

ならば彼らにココピートの存在を教え、製造技術を提供すれば、少しは彼らの生活が楽になるのではないかと考えました。

彼らがココピートを製造できるようになり、私たちがそれを直接購入する仕組みを作れれば、日本の皆様にもココピートをさらに安定的に供給できるようになりますし、焼却によってでるCO2の排出も抑えられて地球環境の保護にもなる。インドのヤシ農家にも日本の農家にも地球にも、三方良しの結果が生まれると考えました。

実験でのcococaRaの具体的な取り組み

この三方良しの解決策を実行にうつすため、私たちはジェトロに申請を出し、2021年の8月から、ヤシ農家にココピートの製造技術を提供する具体的な活動を始めました。

この実験での最も大きな取り組みは、下記の2点です。

①モバイルアプリを制作して、ココピートの製造方法を教えた

ココピートの製造方法を知らないヤシ農家向けに、モバイルアプリを制作しました。このアプリでは、ココピートの製造において必要なプロセスを動画化した教育コンテンツを英語で多数配信し、誰でも好きな時に簡単に学べるようにしました。

また、ヤシ農家ごとに品質の差が出ないよう、モバイルアプリ内に品質管理システムも実装。これにより、最高品質の製品のクオリティーを守ることにも成功しました。

②小型のココピート製造機械を開発し、加工工場を建設

ココピートを製造するには、最終的にココナッツの殻を加工工場に持って行く必要があります。しかし、工場の近郊に住まないヤシ農家は持ち込む手段がないため、ココピートを製造することができませんでした。

そこで私たちは、小型のココピート製造機械を開発し、小規模ヤシ農家の農園近くに小さな加工工場を建設しました。

実験結果にヤシ農家さんたちが喜んでくれた

これらの実証実験の結果、多くのヤシ農家がココピートの存在を知り、製造方法を学んで加工工場に持ち込み、実際に商品化まですることができました。

私たちが実験後に行った計算では、実験に参加したヤシ農家の収入は最低でも1.5倍から2倍は上がることが確認されています。

彼らは実験結果に喜び、
「自分たちが作っているココナッツにこんなに価値があるとは思わなかった」
「仕事に希望が持てた」
「子どもに教育を受けさせられるかもしれない」
という本当に嬉しい声を、たくさんくれました。

この取り組みを続けていけば、ヤシ農家さん達の生活環境は良くなり、CO2の排出抑制ができ、日本の皆様へのココピートの安定供給にも繋がることは間違いないと感じています。

この実証実験によって、私たち自身もcococaRaが行う事業の社会貢献性の高さに気づくことができました。今後はさらに事業拡大を加速させ、今回の実証実験で成功した取り組みを多くのヤシ農家に広げていきたいと思っています。そしてそこで製造されたココピートをハウス栽培を行う世界中の国々で販売できる会社へと成長していきたいと思っています。

実証実験の結果報告は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さまが普段使用しているココピートは、インドのヤシ農家さんたちの生活の糧となり、地球環境の保護にもつながっていることが、このメルマガから伝わっていれば嬉しいです。これからも製品のご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


 

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