はじめてのバッファリング|硝酸カルシウム水溶液の作り方と四水和塩の選び方

はじめてのバッファリング|硝酸カルシウム水溶液の作り方と四水和塩の選び方

ココピート培地を使用する前に、硝酸カルシウム水溶液でのバッファリング(膨張)が必要です。バッファリングが必要な理由や手順については、「ココピートのバッファリング手順と硝酸カルシウム水溶液の使い方」をご参照ください。
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今回は、その中でも特にお問い合わせが多い、硝酸カルシウム水溶液の作り方と、使用する硝酸カルシウムの選び方について説明します。

バッファリング用硝酸カルシウム水溶液の作り方

バッファリングに必要な硝酸カルシウム水溶液の作り方を説明します。具体的な手順は、以下の通りです。

1.タンクの水(地下水)の EC をはかる

2.タンクの水のECをもとに水溶液のECを調整して、硝酸カルシウム水溶液を作る



[硝酸カルシウム四水和物]+[水道水]の EC が、[1.9mS/cm]+[水道水の EC]になるように調整します。目安として22gの硝酸カルシウム四水和物に対して10L の水が必要です

例:タンクの水の EC が 0.1mS/cm であれば、硝酸カルシウム水溶液の EC は 2.0 mS/cm(1.9mS/cm+0.1mS/cm)になるよう、硝酸カルシウム四水和物をタンクの水に混ぜてください。

バッファリング用硝酸カルシウムの選び方

硝酸カルシウムにはさまざまな種類があるため、バッファリングに使用できるのかどうか迷ってしまう人もいます。よくある質問にお答えします。

Q. 詳細カルシウムであれば、二水和、四水和、十水和のどれでも良いのでしょうか?

四水和のものを購入してください。十水和は、アンモニアが含まれているので使用しないでください。

Q. 四水和物、四水和塩のどちらでも大丈夫なのでしょうか?

どちらもお使いいただけます。「水塩」は、農業用語で、「水溶物」は化学用語という違いのみで、どちらも同じものです。

Q. 硝酸カルシウムの袋に四水和や十水和などの表記がありませんが、使用可否はどのように判断すればよいのでしょうか?

判断の基準は、「アンモニアが含まれているかどうか」です。アンモニアが含まれている製品は使用しないでください。

Q. 推奨しているメーカーはありますか?

推奨メーカーは特にございませんが、上記の条件を満たす一例です。

Q. 硝酸カルシウムは固形や粉などどのようなタイプを使用すればいいですか?

硝酸カルシウムは水に溶けやすい性質があるため、どのタイプでもご使用いただけます。

バッファリング時によくあるトラブルと対処法

そのほか、はじめてバッファリングをするときに、特に起こりやすいトラブルとその対処法です。

排水がうまくいかない

バッファリングをするときに、排水がうまくいかない場合には、グローバッグの中のココピートが端に寄っていないか確認してください。きちんとグローバッグの袋の中で、培地が均一になっている状態(センタリング)でないと、排水口が従来とは異なる位置にきてしまい、うまく排水できません。また、グローバッグもきれいに膨らみません。

バッファリングしたらベッドからあふれてしまった

ブリックティーやココスラブを栽培ベンチに入れて、バッファリング(または膨張)させてから使用する場合、ココピートは膨らみ、バッファリングの前後で容量が変わることを知っておきましょう。

ブリックティーの膨張率

ブリックティーは、1つのブロックの体積は約10倍に膨張します。

コイヤスラブの膨張率

コイヤスラブは、1つのブロックの体積は約5倍に膨張します。

膨張率を考え、必ずこぶし程度の間隔を空けて、圧縮された状態の培地を並べてください。


 

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