ココカラの高品質ヤシ殻培土「コイアピット」の生産工程

ココカラの高品質ヤシ殻培土「コイアピット」の生産工程

日本に輸入されてきた、従来のヤシ殻(ココピート)関連製品は、2000年以降8〜9割をインド産以外が占めてきました。一方で、農業先進国であるヨーロッパの多くは、インド産のヤシ殻培土を輸入しています。

ココカラが、施設栽培向けヤシ殻培土をインドのR&D拠点で製造、販売しているのは、インドでは、ヤシ殻の原料の調達や、生産工程において良い品質のヤシ殻培土が生産しやすいという背景があります。

ここでは、ココカラのこだわりの施設栽培向けヤシ殻培土「コイアピット」の生産工程に触れながら、高品質である理由について詳しくお伝えしていきます。

ヤシ殻の熟成へのこだわり、茶色になったヤシ殻原料が施設栽培に最適

第一に、従来のココピート製品とココカラのコイアピットでは、原料となるヤシ殻の取り扱い方法が、製造過程において異なります。

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インドでは、ヤシ殻が茶色に熟成するまで保管

インドにあるココカラサプライヤーでは、未熟成のヤシ殻(原料)は湿った状態で3ヵ月感保管し、茶色になってから洗浄と乾燥の工程に入ります。
(実際にご利用いただく際は、最初の排水時のみ、茶色い水が排水されます)

黄色のまま使用する場合は、ココ繊維としての価値が高い

他国のココピート生産工場では、黄色のヤシ殻(原料)を熟成させず、そのまま使用する場合が多いです。これは、タワシなどに使用されるココ繊維に適した原材料として使用されるもので、農業用のココピート製品よりも、「黄色」の方がココ繊維用として高く販売できるという背景があります。

洗浄・乾燥の工程のこだわりが、EC値、水分率の安定

次に、洗浄・乾燥工程の有無です。

洗浄・乾燥工程は2回が安定的に

インドにあるココカラサプライヤーでは、黄色のヤシ殻(原料)は熟成後に、また茶色のヤシ殻(原料)はそのまま洗浄と乾燥をしています。洗浄はECを下げるために必要で、乾燥は水分率を25%以下に下げるために必要な工程です。製品が完成するまでに、洗浄と乾燥は2回行います。

そのため完成したココカラ製品は、ECが0.5以下、水分率が25%以下で安定した品質が保てます。

インドで繊維を乾燥させている様子。規模も大きい。

従来のココピート製品は、黄色のヤシ殻(原料)を熟成させず、洗浄・乾燥の工程を踏んでいませんでした。また、茶色のココピートに関しても、洗浄・乾燥をしているサプライヤーもありますが、洗浄のみで乾燥はせず、水分率が100%というものも見受けられました。洗浄・乾燥の回数も多くて1回です。

こういった生産工程によって完成したココピート製品は、ECは1.0以下、水分率に関しては比較的きちんと管理をされたものでも25〜40%、そうでないと50%以上というものもあり、ココカラの「コイアピット」とは数値が大きく異なります。

他社製のココピート製品。水分率が計測できないほど、高い

丁寧なゴミ除去・ふるい分け・配合

最後に、ゴミの除去、ふるい分け・配合へのこだわりについて説明します。

不要物の除去とふるい分けは必須

インドにあるココカラ自社工場では、熟成が完了したヤシ殻から、砂、石、ゴミなどを除去します。おおよそ全体の10%が混合不要物です。

そのあとふるい分けを行い、ダストなど配合されていない方が望ましい部分を取り除いたものを製品にします。高い品質を保証するために、30〜50%を取り除きます。

工程数が増えますが、その分品質がよく、安定した培土を供給することができます。

インドの工場では、ふるい分けも機械化

ゴミ除去、ふるい分けをしないサプライヤーも

他国のココピート製品向上では、砂、石、ゴミの除去の工程は見受けられず、ふるい分けをしていないところも多いです。

一般的なココピート製造工場では、未熟成の黄色のココピートと、茶色のココピートを混ぜて配合をしています。チップを入れて配合のバランスを調整している工場もありました。こういった配合は土壌改良材として使用される場合には問題ありませんが、施設栽培向きとは言えません。

色の異なるココピートを混ぜる

異物が混ざってしまっている他社ココピート製品

小規模のサプライヤーでは、機械も手で入れ込むような小さいものを使用しています。これはすり潰すようなタイプの機械なので、粒が小さくなってしまう傾向があります。そのためココピート製品には、5〜10mmの繊維はほぼ含まれず、また3 〜5mmの粒が少ない代わりに1mm以下の細かい粒やダストが多くなってしまいます。

こういった生産工程のため、排水性を高めるためにココピート製品にチップを入れる必要があります。ダストが多いと、排水が悪く根腐れが起こったり、通気性が悪くなるためです。

小規模サプライヤーでは、手で入れ込むような簡易な機械を使用

ココカラの施設栽培向け「コイアピット」の製造工程は、他と比較して多く複雑ですが、これが安定した品質を保てている秘訣でもあります。

お客さまからの従来ココピートでのお困りごとを吸い上げ、インドR&Dチームと連携しながら品質改善をしていく過程で、施設栽培に適したヤシ殻「コイアピット」が出来上がりました。


 

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