土壌改良材とは ココピート土壌改良材の特徴や使い方も

土壌改良材とは
ココピート土壌改良材の特徴や使い方も

 

土壌改良材(正式には土壌改良資材)は、豊かな土作りのために不可欠な農業資材の一つです。またココピートも、土壌改良材として有効な働きをします。今回は、『土壌改良材』について『肥料』との違いや『バイオスティミュラント』との関係についても解説します。また、土壌改良材の種類と特徴や、さらにはcococaRaのココピート土壌改良材の特徴や使い方についても説明します。

土壌改良材とは

 

土壌改良材とは、どのような農業資材なのでしょうか。肥料やバイオスティミュラントとの違いをふまえて説明します。

 

土壌改良材

土壌改良資材(土壌改良材)とは、施用することで土壌の物理的、化学的、生物的性質に変化をもたらし、植物の栽培に役立つ農業資材です。例えば、土壌の団粒の形成により保水性の改善や、膨軟性の向上、いわゆる『ふかふかの土』を作ります。また、土壌中の微生物活性の促進などの効果にも期待できます。

 

肥料と土壌改良材

土壌改良材と肥料の違いは、法律面において、肥料は『肥料取締法』の適用を受けていますが、土壌改良材は『肥料取締法』の適用を受けるもの、『地力増進法政令指定土壌改良資材』の適用を受けるもの、またその他のいわゆる土壌改良材と多種多様です。また、肥料と土壌改良材はそれぞれ交わる部分もあります。

 

土壌改良材とバイオスティミュラント

近年よく耳にするバイオスティミュラントと、土壌改良剤の違いは何でしょうか。バイオスティミュラントとは、農薬でも肥料でも土壌改良材でもない新しい農業資材のカテゴリーです。日本においては、既存のいずれの法律にも該当していない製品カテゴリーです。土壌改良材の中でも、『非生物性ストレス』の軽減を目的とする資材に関しては、バイオスティミュラントと言えるでしょう。

 

肥料・土壌改良材・バイオスティミュラントの使用目的

肥料の使用目的は、基本的に『植物に必要な栄養成分(三大要素である窒素、リン酸、カリ)を補うため』です。一方で、土壌改良材は、土に栄養成分を与えるというよりはむしろ、土壌の物理性などを改善して『土を良くするため』に使用されるという違いがあります。また、バイオスティミュラントは気候や土壌から植物が感じる植物のダメージ(非生物性ストレス)を軽減し、植物や自然環境が本来持つ力を最大限に引き出すことを目的としています。

 

<出典>

  • 全国土壌改良資材協議会を元に追記・作図

 

土壌改良剤の種類と特徴

 

土壌改良材の種類や特徴を紹介します。土壌改良剤の中では、『堆肥』がよく知られており、有機質肥料としても用いられています。また、土壌改良材としての堆肥には『植物由来』、『動物由来』のものがあります。さらに『無機物由来の土壌改良材』もあります。ここでは土壌改良材のうち、それぞれ代表的なものをいくつか紹介します。

 

植物由来の土壌改良材

植物由来の土壌改良剤は、肥料成分は多くはありませんが、土壌の物理性向上に大きく貢献し、保水性や栄養成分の保持力を向上させます。

 

  • バーク堆肥
    樹皮(バーク)を過リン酸石灰や鶏ふんなどを加え発酵させた資材で、特殊肥料の適応を受けています。物理的にも、生物的にも分解されにくため、有機物の蓄積性が高く土の膨軟化の効果が高い資材です。また、水分保持率が高く、分解が進むにつれ保肥力も上がります通気性や水はけもよくするため、土壌バランスを整えます。
  • もみ殼堆肥
    もみ殼に鶏ふんや米ぬかなどを加えて発酵させた資材です。完熟資材は保水性が高く、粘土質の土壌を和らげます。

 

その他に、ココピートや泥炭なども土壌改良剤として用いられています。

 

動物由来の土壌改良材

動物由来の堆肥は、窒素、リン酸、カリの肥料成分を豊富に含んでいます。

 

  • 牛ふん堆肥
    牛ふんを発酵させた堆肥で、比較的ゆるやかに効果が出ます。
  • 豚ふん堆肥
    豚ふんを発酵させた堆肥で、肥料成分を多く含んでいますが、繊維は少なめです。
  • 鶏ふん堆肥
    鶏ふんを発酵させた堆肥で、化学肥料並みに肥料成分を含んでいます。使い過ぎには注意してください。鶏ふんに含まれる窒素は、完熟するほど窒素無機化率が高くなる、すなわち窒素が効かなくなります。
  • 馬ふん堆肥
    馬ふんを発酵させた堆肥で、肥料成分がこの中では最も少なく、じっくりゆっくり効果が出ます。

 

動物由来の土壌改良材の留意点

動物由来の堆肥は土壌改良材や、有機栽培の肥料として施用されることが多いですが、たくさん投入すればするほど良い土ができるというわけではありません。動物性の堆肥はリン酸を多く含んでおり、大量に投入し続けると、土壌に無機態リン酸が蓄積してしまいます。多くの作物のリン酸吸収率は5〜10kg/10a程度です。吸収されないリン酸は、硝酸化作用により生成された硝酸態窒素となり降雨により下層に移動し、地下水に流出する恐れがあると言われています。また、リン酸が過剰な土壌は、根腐れ病や、萎黄病、そうか病などさまざまな病気を引き起こす原因になりますので、堆肥だからと過剰に施用せず、土壌分析を実施し、必要量のみ施用してください。

 

無機物由来の土壌改良材

無機物由来の土壌改良材は、土壌の物理性や化学性を向上させたい場合に有用です。また、微生物の中には無機物しか食べられないものもいるため、無機物由来の土壌改良材施用も有効です。

 

  • パーライト
    パーライトは、真珠岩などの水分を含むガラス質流紋岩類を粉砕したあと、高温で焼成発砲させた資材です。土壌中で変化せず、施用効果は永続的に継続します。土壌の保水性の改善に効果的です。
  • ゼオライト
    ゼオライトは、鉱物や鉱物を含む岩石を粉末にしたもので、CECが150と土の約10倍です。施用すると、土壌の保肥力の向上、特に窒素肥料の効果が長持ちします。

 

cococaRa(ココカラ)ココピート資材の特徴

 

ココピート資材は、『植物性由来の土壌改良材』に分類されます。また、根の生育を促進する効果も期待でき、『非生物性ストレス』の軽減も目的としているため、バイオスティミュラントと言うこともできるでしょう。cococaRa(ココカラ)は、ココピートが原料の土壌改良材RPOとRPの取扱いもしています。製品の特徴と効果、使用方法について詳しく説明します。

 

特徴

ココピート原料の土壌改良材は、94%以上の多孔度を示し、空気含有率が高い特徴があります。また、植物細胞壁を構成する主要成分のうちリグニンとセルロースが多く含まれており、主要三要素のうちリン酸とカリウムが、他の植物由来の土壌改良材と比較すると高い傾向にあります。
 
ココカラRPは、ココピートを2年間浸水させ、堆肥化させた土壌改良材です。また、ニームとヒマシ油の粉末を添加した製品がRPOです。いずれもECは1.0以下で、水分含有率は40%です。

 

効果

ココピート良材は繊維質が多孔質の構造をもつため、土壌中の空気層を確保でき、保水性の向上に大きく貢献します。また、団粒を形成して物理性が向上し、通気性の改善またそれに伴い根の生育の促進にも効果があります。

 

使用方法

ココカラRP、RPOは、植付けや播種前の土作りをするときに、土壌にすき込んで使用してください。

 

最後に

 

収量や、作物の品質向上のために『土づくり』は重要です。目的に最適な土壌改良材を施用して、豊かな土作りを目指しましょう。

 

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