ココピートの欠点を解決する前処理|バッファリングの基礎知識

ココピートの欠点を解決する前処理|バッファリングの基礎知識

 

ココピートの原料であるココナッツにはナトリウムだけでなく、カリウム、リン、マグネシウム、カルシウムなど色々な天然の肥料が吸着しています。これが、ロックウールなどから乗り換えを検討する際に、生産者様が心配されるココピートの欠点の一つになっています。

ここでは、ココピートに吸着した成分の不均一性を調整する前処理方法、バッファリングとその手順について解説します。

ココピートの前処理はなぜ必要か

 

日本に輸入されているココピート製品の品質は向上しており、使用する前に水につけてアク抜き・塩抜きが必要な製品は少なくなってきていますが、全てではありません。
ココナッツに結合しているナトリウムを除去し、栽培に影響を与えないためには、前処理が必須です。メーカーによっては、購入時点で前処理がされているものもありますが、生産者による前処理が必要な場合もあるため、必ず購入前にメーカーに確認が必要です。

それでは、具体的な前処理の方法について解説します。

 

バッファリング

バッファリングとは、ココピートにカルシウム(Ca+)を加え、ココピート培地中に過剰に含まれているカリウム(K+)など一価陽イオンを除去する処理方法です。
ココカラでは、ココピートで安定収量を実現するために、ココピート使用前のバッファリング前処理を推奨しています。

新しいココピートは、カルシウム(Ca2+)や鉄(Fe2+)、マグネシウム(Mg2+)などが吸着しやすいですが、硝酸カルシウムで膨張させることで、ココピートはカルシウム(Ca2+)で満たされ、栽培初期の微量要素欠乏を回避でき、全てのグローバッグが、Ca2+に置換されるので追肥の際に、よりコントロールがしやすくなります。これらが、作物の収量安定につながります。
特に、イチゴ栽培でココピートを使用する場合は、バッファリングで膨張させることをおすすめしています。

 

アク抜き・塩抜き

アク抜きや塩抜きとは、ECを下げるために、水で洗浄しつけ置く処理方法です。ココカラのココピートは、腐食したココナッツの殻から取り出したココピートを、数ヶ月間保管した後に数回洗浄しているため、使用前のアク抜き・塩抜きなどの処理は不要です。

ココピートをバッファリングすることで、ココピートの欠点をできる限り排除し、安定収量を目指すことが可能です。

 
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