ココピート製品の再使用② 効果的に再使用するための注意点

ココピート製品の再使用②
効果的に再使用するための注意点

 

ココピート製品は、一作のみではなく何作も「再使用」される場合が多々あります。ココピート製品の再使用は、経済的にも環境配慮の側面でもメリットがありますが、気をつけなくてはいけないポイントもあります。前回は再使用のメリットと、再使用前に確認するポイントについて解説しました(前回記事はこちら)。ここでは、「効果的に再使用をするための注意点」について説明します。

効果的に再利用するための3つの注意点

 

ココピートの再使用とは、一作のみではなく何作か同じココピート培地を使うことです。ココピート製品を効果的に再使用するためには、どのような点に気をつけるとよいでしょうか?3つの注意点について解説します。

 

1. あらかじめ計画を立てる

ココピート製品の再使用を計画している場合、はじめから意図して使用することが大切です。たとえば販売前に、製品をコーティング加工すると、潜在的な病原体の感染を防ぐことができます。

 

2. 育苗には使用しない

育苗や若い穂木には、再使用のココピート製品を使用しないようにしましょう。これらには新しいココピート製品を使用しましょう。

 

3. 利益が保持できるか再検討する

再使用をする前に確認すべき3つのポイントがあります(前回記事はこちら)。この3点を確認した上で、再使用の可否を検討しましょう。ココピート製品を再使用する場合は、すき間がないか確認しましょう。ある場合は、新しいココピートを追加したり、他の培地と混ぜたりして、保水性や吸水性を保つために不足分を補うことがあります。そうなると、pHバランスが「微妙に」変化する場合があります。この変化における収量の変化と、追加する労力やコストを考慮した利益と、新規でココピート製品を購入する場合のコスト等を比較して再使用の可否を検討しましょう。

 

培地の成分バランスが整う条件

 

再使用を決めた場合、前作と培地の成分バランスが同等か気になると思います。前作の最後には、培地のカルシウムバッファーレベルが低下している可能性がありますが、肥料を与えると補充されるため、あまり心配する必要はありません。また新しい穂木を定植し、その隙間を必要に応じて新しいココピートで埋めた場合、その新しい根が再使用分のココピートまで到達すると、再び培地の成分バランスが保たれます。

 

再使用しない場合も「再利用」ができる

 

次作でココピートを培地として「再使用」しないことを決めた場合も、培地とは異なる方法で、ココピートを「再利用」できます。再利用とは、畑にすき込んで土壌改良剤として使ったり、また、堆肥として販売したりするなど、培地とは他の方法で活用することです。このサステナブルな再利用が、100%有機培土であるココピートを培地として使用するメリットの一つです。
 
ココピート製品の再使用は、メリットも多くあります。しかし再使用をする場合は、あらかじめ計画を立て、またコストや収量による利益の増減を考慮して、再使用するか新規購入をするか決定しましょう。

 

<定義>

  • 再使用:一作のみではなく、何作か同じココピート培地を使うこと。例えば、GROW BAGやCOCO SLABはそのままで同じものを使用して、COCO MINI SLABなど新しいココピートを一部追加して使用すること。
  • 再利用:ココピート培地を使用し、次作で使用しない場合に、畑にすき込んで土壌改良剤として使ったり、堆肥として販売したりするなど、培地とは他の方法で活用すること。

 

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