ココピート製品の「色」で特徴や品質を見分けましょう

ココピート製品の「色」で特徴や品質を見分けましょう

 

ココピート製品の「色」について考えたことはありますか?ココピート製品を観察すると「黄色」「茶色」「黒色」と色の違いがあることがわかります。ではそれらの色は、それぞれどのような特徴があり、どのような製造工程で作られるのでしょうか。また色で品質を見極めることはできるのでしょうか。ここでは色ごとの特徴と、色による品質の見極め方を解説します。

ココピートの色は黄色→茶色→黒色に変化

 

緑の殻から取り出す「黄色」のココピートは、成熟が完了していない状態です。緑色の殻の中にある水分量が減少し、温度が30度以上になると、セルロースを食べるバクテリアが増え、「茶色」に変わります。さらに分解が進むと、「黒色」に変化します。茶色の殻から取り出すココピートは「茶色」です。黒色の殻から取り出すココピートは「黒色」で堆肥化しています。

 

ココナッツ殻が茶色の繊維
ココナッツ殻が緑の黄色の繊維
ココナッツ殻が黒色だと堆肥化している

色ごとの特徴と品質

 

次にココピートの、色ごとの特徴について説明します。

 

黄色は保水性、CECが低い

黄色のココピート製品は、初期膨張はよいですが保水性、CEC(陽イオンを吸着、保持する能力)がともに低いです。そのため栽培に必要な、水分や肥料の量が増えます。

 

茶色はCECが高く、養液栽培に最適

茶色のココピート製品は、CEC(陽イオンを吸着、保持する能力)が高いことが特徴です。水素、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムの順番で養分を吸着します。養液栽培の培地には最適です。

 

黒色は育苗用で養液栽培には適さない

茶色からさらにバクテリアによる分解が進んだ黒色のココピートは、ECが高いことが特徴です。また細かい粒が多いため、施設園芸の培地として使用すると、排水性が悪く、底にココピートがつまって酸素供給が不十分になってしまいます。
 
茶色のココピート製品に黒色がココピートが混ざっていると、使用中に分解の進みが早く、粒が小さくなっていき、使用できる年数が短い傾向にあります。
 
また黒色のココピートは、製造工程上砂や土も多く混ざるので留意しましょう。ただしCECと保肥力は高いので、育苗などに活用されます。

 

上:成熟した茶色のココピート/下:未成熟の黄色のココピート

cococaRaの茶色にこだわった製造工程

 

ココナッツ殻が「緑色」の場合の工程

採取したココナッツ殻が緑色の場合、ココピートの熟成は完了していません。雨水に晒したり、水を撒いたりして湿った状態で保管すると、1〜3ヵ月間でゆっくり茶色に変化します。cococaRa製品のサプライヤーは、緑色のココナッツ殻から取り出したココピートを約3ヵ月間保管したのち、熟成が完了していることを確認して、4〜6ヵ月目から洗浄・乾燥の工程に入り水分量25%以下、EC0.5以下になるよう管理します。

 

水をかけて成熟を促す

ココナッツ殻が「茶色」の場合の工程

採取したココナッツ殻が茶色の場合、ココピートの熟成は完了しています。cococaRa製品のサプライヤーは、ココピートを約1ヵ月間保管をしたのち、2〜3ヵ月目から洗浄・乾燥の工程に入り水分量25%以下、EC0.5以下になるよう管理します。
 
cococaRaは上記の2つ工程で、成熟が完了した「茶色」のココピートのみを使って製造しています。1年目と変わらず2年目もよい栽培状態を維持するためには、黄色や黒色が混ざっていない茶色のみのココピート製品を選ぶことが重要です。

 

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